【予習シリーズ】できない問題を漏れなく反復|レターケースの使い方

中学受験の算数が苦手なお子さまにとっては、毎日やってるのに間違い直しの問題が増えていき、日々の悩みが増えます。

中学受験のこども

間違い直しも含めると、今日はあと何問で終わるのか分からずやる気がでない

今日できなかった問題は、今度やり直さなくては!と思うがなかなかできない

何度も反復すると、冊子にチェックするだけでは復習の順番が分からない

そんな悩みは、100円ショップにも売っているレターケースクリアーホルダーを使えば、スッキリ解消できます。

うちの子は算数が苦手で、かけた勉強時間の割には残念な成績でしたが、このサポートで難関中学に合格できました。

ひとつ、注意したいのは
このページで紹介する方法は、ノートを使わなくて済むように、答えを書き込めるプリントを作る準備が大変です。

面倒そうだけど後がないので我が子のためなら何でもやる!というお困りの方には一押しの方法なので、ぜひ最後まで読んでください。

この記事を書いた人

ヨシミ

地頭が悪かった子供に市販の国語ドリルを強制し、予習シリーズが自習できるようになった結果

6年の志望校特訓と直前講習のみで難関中学に合格し、塾なしで東京大学に現役合格。

親の考え方や習慣により、子供の地頭を大きく伸ばせると考えるので

多くの塾代をかけられなくても、お子さまに理想の教育を授けたい方を応援したい。

目次

手順1 1問ずつ問題が掲載された解答用紙を用意する

お子さまがノートで問題を解くと、親がまる付けをするチャンスが来るのは、休憩のタイミングか全ての問題を解き終えた後になります。

しかも、親がまる付けをしている間に、ノートを取り上げられたお子さまは手持ち無沙汰になります。

中学受験の親

まだ解いてるけど、まる付けを同時に手伝えたらいいな~

そこで、大問1問ずつの解答用紙を使うと解決できます。終わった問題からまる付けをし、間違えた問題のみをお子さまに戻せるので学習もまる付けも滞りません

答えを書き込める解答用紙の作り方については、別のページで詳しくご案内しています。

手順2 残りの問題数がよくわかる3段トレーで学習をする

中学受験のこども

今日の勉強はあと何問あるのかな。直しもあるし、いつ終わるかな…

中学受験の親

手が止まっているけど、何問目なんだろう。ちゃんと進んでるのか心配だな…

お子さまがせっかく解答用紙に問題を解いても、重ねられていては進み具合が分からず、お子さまも親も終わりが見えません

その不安やイライラはレタートレーを使えば、残りの問題数が分かるので解消されます。

レタートレーを使用すれば、親子で学習の進捗が分かる

STEP
A4サイズのレタートレーを3枚準備します(段の間を開けたいので、ジョインターも)
  • タテ向きとヨコ向きがあるので、ご家庭のスペースによって選びます
  • 100円ショップ商品なら、Seriaのレターラックが良い。ジョインターの接続がしっかりしているし、ジョインターも付属しています
  • ジョインターを使用して3段のレターラックを組み立てます
レタートレー3段
STEP
【学習のスタート】中央のトレーに一日分の解答用紙を置いて解き始める

ここにある問題を最優先で解いていきます

2段目から学習スタート
STEP
【問き終わったら】解答用紙を一番上のトレーに置いていく
  • 親の目に見やすく、終わった枚数が分かりやすい!
  • 少し枚数が増えたら、親が1枚ずつとって都度の取ってまる付けをしやすい
解いたら一番上に置く
STEP
まる付けをして、できなかった問題を一番下のトレーに戻す
  • できた問題は好きなように処分します
  • 間違えた問題やできなかった問題は、その日のうちにやり直す必要があるので下のトレーに戻します
  • できなかった問題は、もう少しで解けそうならヒントを書いてあげましょう
まる付けしたら下に置く
STEP
中央の問題を解き終わったら、下のトレーに戻された問題に取り組む
  • 中央のトレーは、その日の新しい問題なので最優先で解き、次に下のトレーに戻された問題のお直しに仕掛かります
  • 問題を解き終わったら、同じように一番上のトレーに置きます
解きなおしたら上に置く
STEP
STEP3→STEP4→STEP5→STEP3…を解答用紙が無くなるまで繰り返す
  • 親は、再び一番上に置かれた解答用紙のまる付けを進めます
  • さらに間違えたものは、また一番下に戻します
  • 解けない場合のヒントの与え方は、書き込んだり口頭で教えて分かればいいですが、複雑な問題は解答を見せてしまったほうが分かりやすいです
  • 答えを写すだけにならないように解き方を理解してから、なるべく自分で解きなおすようにしましょう
予習シリーズ トレーを使ったまる付けのサイクル
STEP
トレーから解答用紙が完全になくなるとその日の学習が終了
  • トレーからだんだんと紙が減るので、親子で終わりが見えやすくやる気が続く
  • トレーの紙がなくなるとスッキリして達成感がある
全部終わったトレー

まる付けは親の重要任務なので、成績をあげるまる付けの方法は別のぺージで詳しくご案内をしています

手順3 間違えた問題を印刷し、次回すぐ使えるよう加工する

できなかった問題や間違えた問題は、日にちをあけてやり直し、できるようになるまで繰り返します。

まる付けをして、お子さまが一日分の学習を終えたら、できなかった問題については次の日の学習までに再度解答用紙を作っておきます。

次の日までにやらないと、次の日のできない問題と混ざってしまい、復習の順番が分からなくなるからです。

間違えた小問のみをやり直すための工夫

STEP
できなかった問題や間違えた問題の解答用紙を印刷する

コピーを貼るタイプを利用する場合は、問題の貼り付けもします

面倒そうですが、単純作業なのでYouTubeなど聞きながら楽しくやりましょう!

STEP
大問の中でも一部を間違えた場合は、できなかった問題のみを〇で囲む

合っていた問題は、次回やり直さなくていいです。間違えた問題のみを反復するためです。

STEP
必要な答えを書き込んでおく

⑵を解くために⑴の答えが必要な問題については、⑴の答えを書き込んでおくと、効率よく⑵のみをやりなおせる

手順4 クリアーホルダーで、復習する順番を自動化する

間違えた問題は、5回も6回も繰り返しをしないとできない問題がたくさん出てきます。
解答に印をつけたり、付箋をはったりするだけでは、復習する順番が分からなくなってしまいパニックになるでしょう。


そこで、間違えた問題の解答用紙を印刷したら、クリアーホルダーに挟んでいくと復習の周期を簡単に管理できるようになります。

クリアーホルダーは、L字に綴じられていて、書類をはさむだけのペラッとしたものです。

クリアーホルダーを使ってやり直す問題を管理する方法

STEP
間違えた問題を印刷したら、クリアーファイルに放り込むだけ

新しく印刷した問題は後ろに入れていきます

STEP
復習する問題は前から順番に取り出して解きなおす

1日5問ずつなど、量を決めて消化していきましょう。

繰り返し間違えると、同じファイル内に全く同じ問題が入ることもありますが、迷わずに前から順番に復習をしていきます。

STEP
種類のちがう問題集は、別のクリアーホルダーに分けて保管をする

学年が違ったり、予習シリーズテキストと演習問題集などのテキストが違うものは、必要があればクリアーファイルを分けましょう。

STEP
反復する周期を調整する

やり直す問題が少ないと、同じ問題が回ってくるタイミングが次の日になってしまうかもしれません。

短期的な記憶で解けてしまっても、長期記憶にして学力を定着させないと、テストで解けるようになりません。
そのため、日にちをあけて復習をしましょう。

手順5 やり直す問題と新規の問題をバランスよく配合して手順1へ

何度も間違えるのは普通のことなので、新しく間違える問題のほうがペースが速いと、クリアーファイルはどんどん厚くなっていきます。

しかし、できない問題をできるようにすれば、成績が上がっていくのでクリアーファイルの中身は価値のあるお宝だと思ってください。成績が上がる可能性を秘めた原石であり、選ばれし最高の問題なのです。

新しい範囲を優先的に進めたくなるかもしれませんが、学力を定着するには復習問題を消化するのが大事なので、新しい範囲の問題とやり直し問題を6:4くらいにします。4割くらいは、復習に時間を使うと良いです。

算数が得意なお子さまは間違える問題が少ないですが、算数が苦手なお子さまほど、学力を定着するために繰り返しが必要になります。うちの子供もそのタイプでした。

新しい範囲の問題とやり直し問題を1:1にしても、復習が追い付かない場合は、取り組む範囲を絞ることを検討します。
練習問題には手を出さずに、基本問題のみにするなどです。


理解をしきれない範囲問題に手を出すよりも、少ない範囲でもしっかりと定着させ基礎を固めるほうがテストで解ける自信がつくでしょう。

まとめ

学習の範囲が広いので、お子さま一人では復習の管理をしきれません。お子さまに任せると勉強時間を削られてしまいます。

このページのトレー学習法を読んで、「ここまでやりたくありませんけど…」と感じる方が多いと思いますが、

なかなか成績が上がらす、何かを手伝ってあげたいと思う方は、最終手段として一部だけでも取り入れてみて、効果を実感してほしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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