低学年で差をつける!中学受験の算数をくもんドリルで先取り基礎固め

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「中学受験の勉強は、4年生から頑張ればいい」と思っていませんか?

中学受験の親

塾に入るまでは、遊ばせておきたいな…

たしかに、受験塾のカリキュラムが本格化するのは4年生からです。でもその頃には、すでに「勝負がついている」ケースもあります。

なぜなら、低学年から先取り学習をしてきたお子さまは、それまでに多くの時間をかけて学力の土台をしっかりと築いているからです。

一方で、小学校のカリキュラムだけのまま4年生で中学受験塾に入ると、難易度の高い授業についていけないばかりか、上位でスタートしたお子さまからあっという間に差を広げられてしまいます。

しかも、その遅れを取り戻そうとすれば、個別指導塾や家庭教師などに頼らざるを得ず、時間もお金も大きな負担に。

よしみ

でも、ご安心ください。


実は、高額な塾に通わなくても、低学年のうちから市販のくもんドリルで先取りをすれば、家庭で無理なく中学受験の算数につながる学力がつくのです。

高卒家庭のうちの子でも、毎日コツコツと家庭学習を続けたおかげで、新4年生を高い偏差値でスタートすることができました。

うちの子

強制されて嫌だったけど、感謝してるよ

何か準備をしなければと焦っている方、「まだ早いかも」と迷っている今こそが、スタートのチャンス。

中学受験を目指すなら、すぐにできるくもんドリルで第一歩を踏み出しましょう。

目次

低学年での先取りが重要なのはなぜ?

中学受験塾の先生は、「4年生や5年生から勉強を始めても、頑張れば上位の学校を目指せますよ。」と言いますが、とにかく入塾してもらうための営業トークにすぎません。

4年生からは、他のお子さまも頑張り出すので、普通の努力ではなかなか成績を上げるのは難しい。

時間に余裕のある低学年でしか差をつけられないのです。

中学受験のカリキュラムは難易度が高いから

中学受験のテキストは、先取りをしてないお子さまでも取り組めるように、4年生で学習する計算問題からスタートします。

中学受験の親

初めてでも、ついていけそうだな

そう思うのは、見通しが甘すぎ!

小学校で学ぶ内容とは大きく異なり、学年相応の範囲をはるかに超えた難易度の問題まで出題されます。

しかも1週間ごとに新しい単元に進むので、小学校で習うようなレベルの問題を基礎から時間をかけて練習する時間なんて取れないんです。

それに、立体図形の切断や規則性、速さと比の融合問題など、小学校の教科書には登場しない発展的な単元が多数含まれる。

そのため、たいていのお子さまが例題から基本問題すら未消化のまま次の単元に進むことになり、テストでも得点できない状態です。

中学受験のこども

ぜんぜん分かんない、もう無理!

毎週のカリキュラムを消化して問題を解けるまで練習できれば、組分けテストでも8割くらいできて偏差値は60を超えますが、

逆に未消化のまま置いて行かれると、テストで半分もできず偏差値は45以下にもなってしまうでしょう。

だからこそ、時間に余裕のある低学年のうちに基礎計算や文章題の読み取りに十分に慣れておきたいですね。

学力下位のクラスでもカリキュラムの進行は同じだから

大手塾では、たとえ学力によってクラスが分かれていても、授業の進度そのものは基本的に全クラスで統一されています。

下位クラスであっても、解く問題のレベルは異なりますが、上位クラスと同じテキストを進めなければならないということです。

これが上位クラスのお子さまにとっても消化するにはやっとのカリキュラムで、偏差値が60以下になるとやり切れず未消化が発生するんです。

うちの子

算数の偏差値は65くらいだったけど、苦労したな…

例として、四谷大塚で4年生の夏休みまでに習う単位を見てみましょう。

1週間で1回分進みます。1週間当たり、算数の授業は50分で2回しかありませんので、残りは家庭学習でなんとかしなくてはいけません。

予習シリーズ4年上(3年2月~4年7月まで)
1 かけ算とわり算の文章題2 計算のきまり
3 角の性質4 和と差の問題
5 総合6 小数と単位
7 分数の性質8 三角形の角
9 いろいろな四角形10 総合
11 三角形の面積12 間の数を考える問題
13 周期を考える問題14 等差数列
15 総合16 約数
17 倍数18 一方におきかえて解く問題
19 立方体と直方体の性質20 総合
中学受験の親

小学校の教科書と大して変わらないな…

小数や分数など簡単そうに見えますが、小学校で習う範囲を超えた難しさ。

国語・理科・社会もあるので、算数ばかりを丁寧に勉強する時間が取れないんです。

さらに、小学校の教科書には登場しない発展的な単元も出てくるので、これらを初見で問題なく吸収していけるのは地頭良く、算数が得意なお子さまだけ!

理解が追いつかない普通のお子さまは、授業のペースについていけず、宿題もこなせなくなり、どんどん苦手意識が強くなってしまいます。

中学受験の親

どうすればいいの?

塾に入る前の低学年のうちに、時間をかけて基本的な計算力や数量感覚、文章題への慣れを先取りしておくと、自信を持って授業に臨めるようになるでしょう。

時間をかければ、得意にはなれなくても、やらないよりましになります。

上位レベルでスタートするには、中学受験の内容も先取りたいから

中学受験において、上位クラスでスタートできるかどうかは、その後の学習効率やモチベーションに大きな差を生みます。

上位クラスでスタートすべき理由

・上位クラスの学力がないとカリキュラムが吸収できない

・上位のお子さまを抜かして、クラスを上げるのは難しい

・成績を下げたくない思いから、より頑張れる

「うちは上位の学校を目指さないから、上位クラスに入る気はない」と思うご家庭も注意が必要です。

中学受験のカリキュラムは、基本問題でも難しいので偏差値60以上の学力を持っていないとなかなか吸収できません。

中学受験の親

そんなの知らなかった。早く教えといてよ!

毎週、きちんと吸収していければ、6年生の追い込み次第では最難関中学を目指せるカリキュラムだからです。

上位クラスに入るためには、単に計算が速いだけでなく、図形のセンスや論理的な思考力、文章の読み取り能力など、受験算数に必要な幅広い力を早期に身につけておく必要があります。

こうした力は短期間では育たず、低学年のうちから少しずつ鍛えることで養われてるのです。

実際、上位クラスに在籍しているお子さまの多くは、2年生や3年生の時点でくもんや先取り教材を用いて、受験を意識した学習を始めています。

そして余裕ができれば、3年生のうちから中学受験の4年生の範囲をスタートできます。

これにより、塾の入塾テストや初回のクラス分けで有利になり、好スタートを切れますよね。

一度上位に入ると、周囲の意識も高く、自然と良い学習環境が得られるため、先取り学習は中学受験を成功させるための戦略として非常に有効なのです。

中学受験に向けて低学年のうちにどんな学習しておけばいいのか?

教育費を多くかける余裕があるご家庭は、中学受験塾の低学年コースや、くもんの教室に通ってもよいでしょう。

よしみ

くもんバッグはセレブのイメージ…憧れる

お金をかけずに学力をつけたいなら、家庭学習です。週1回や2回程度で通って習うよりも、毎日一定時間の学習を継続するほうが高い学力が着くこともあります。

物価高騰に備えて、家庭学習の習慣をつけましょう!

ステップ1 学校で習うレベルをくもんドリルで6年生まで先取り

「学校で習う内容」の先取りにおすすめなのが、市販の「くもんドリル」を使った家庭学習です。

大型の書店でも販売されていて、入手しやすいのでいつでも始められます。

算数の基礎である計算力のみでなく、図形や文章題など総合的な学習を無理なく反復しながらレベルアップしていける構成なので、段階的に先取りするのに最適

学年ごとに分かれているので、ステップアップが実感しやすく、親子でやる気が続きます。

くもん出版のドリルは種類が多く迷うので、下記の学年別シリーズのみでよいです。

都度さがすのは面倒ですし、買い間違えてしまうかもしれないのでAmazonの場合は「あとで買うリスト」に登録しておくと便利です。

例えば、小2のうちに小4~5年生の内容まで進め、小3のなるまでに小6まで進めておけば、小3の後半は中学受験のテキストを先取りできるようになる。

そうすれば4年生から中学受験塾にはいっても、基礎練習に時間をかけなくても大丈夫になるでしょう。

ステップ2 パズルなどの思考力を伸ばす問題集

中学受験では、単なる暗記や計算だけでなく「考える力」が非常に重視されます。

中学受験の親

くもんドリルだけじゃ不安だなぁ…

そのため、くもんドリルでの先取り学習が最優先ですが、「考える力」を伸ばす問題集にも取り組みましょう。

「どうやって考えるか」に重点を置いた学習に有効です。

おすすめなのが、パズル系の問題集や論理的思考を鍛える遊び学習です。苦しみながらですが、空間認識力や注意力、推理力を養うことができます。

とくに図形問題は受験算数で大きな得点源・差がつく単元なので、早いうちから触れておくと、塾で本格的に学ぶときに苦しみが減ります。

うちの子はサピックスのきらめき算数脳や宮本算数教室の賢くなるパズルをやりました。

サピックスはみんなの憧れの塾、通うのは高いけど問題集ならなんとか手が届きますね。

高額なので、兄弟で使用するならコピーしておくと良いでしょう。

賢くなるパズルは、子どもが自主的に始めるまでさりげなく置いておくといいそうですが、うちでは強制的にやらせていました。

「10歳までにのばす」フレーズが気に入り、四谷大塚のちのうあそびもやっていました。

ステップ3 学年ごとに中学受験レベルの問題集

くもんドリルで学年以上の先取りをできている場合に限りますが、中学受験レベルの問題集もやりましょう。

低学年のうちから、半年に一度くらいでよいので、中学受験塾のテストを受けて偏差値を確認しておくことが大事なので、

そのテストで出題される問題を解くために、難しめの問題を解く練習が必要だからです。

どれを選べばいいのかと迷ってしまいますが、旺文社の最高クラス問題集でよいと思います。

うちの子は、文理のトップレベル問題集をやりましたが、最高クラス問題集のほうが文字が大きく、間隔も広いのでお子さまが取り組みやすいです。

各単元の問題は標準レベル、上級レベル、最高レベルの3段階で構成されています。

最高レベルには、植木算など中学受験の範囲が出てくるので、教えられない親は無理をしないでください。4年生になって、解き方を習ってからできるようになればいいのです。

上級レベルまでを終わらせてから、足りないと感じる天才的なお子さまのみ最高レベルをやるといいでしょう。

毎日、学習の継続をするにはどうすればいいのか?

毎日必ずできる量をきめて、どんな日でもとにかく続ける

学習を継続するうえで最も大切なのは「毎日続ける」ことです。体調不良の日以外は、運動会があっても、外出をした日でも(旅行に行っても)やります。

そのためには、まず「絶対にできる量」をあらかじめ決めておくことが効果的です。

「今日はやる気があるからたくさんやる」「疲れているから今日はゼロ」では、学習の習慣が身につきません。

どんな日でもこなせる分量、たとえば「計算ドリル1ページ」「文章題1問」など、明確で小さな単位にしておきます。

中学受験のこども

裏の問題をやるのは嫌だからね

くもんドリルは両面に問題があるので、多かったり、お子さまが嫌がったら片面だけでも構いません。うちの子もそうでした。

大切なのは、続ける自信とやり終える達成感を毎日積み重ねることです。

続ける中で自然と学習のリズムができ、子ども自身が学習することを当たり前と感じるようになります。

うちもですが、普通のお子さまは自然に習慣化は難しいので、親が強制する必要もあると思います。

親も終わるまでは飲みに行かず、まる付け終了までは見届ける、どうしても外出したい日は、もう一人の親などにしっかりとまる付けの引継ぎをしましょう。

一日の学習をセットしておく

くもんドリルは算数だけではありません。国語も大事なのでやってください。

それに加えて、ちのう系や、ハイレベルの問題集も混ざってくると、一日分のメニューをコーディネートするだけで疲れますし、どれにしようか迷います。

お子さまも、あちこちの冊子を開いて勉強するなんて嫌がります。最高クラス問題集なんて、厚いですし。

そこで、コピーなどをしてプリント化し、一日分の学習を事前にまとめてセッティングしておくのが大切です。

プリント化におすすめの方法

お休み日など、時間のある時に毎日のセットをつくり、クリヤーブックに入れておきましょう。

親は、毎日出すだけになるし、お子さまは、迷わず机に向かうことができます。

4年生の割り算は、加工がおすすめ

4年生の割り算は、ひっ算です。下に行を書き足していくので、そのままではスペースが足りないんです。

印刷と同じくらいに小さい字を書ければ、スペース内に収まるかもしれませんが、小2くらいのお子さまが先取りをするので、大きい字でのびのびと書きこませてあげたいですね。

おすすめの加工例

A4サイズ以上に拡大コピーをする

親がノートに問題を書き写す(スペースを空けて)

一日分の組み合わせ例

くもんドリルの計算や漢字は、毎日かならず入れます。毎日やらないと、なかなか定着が間に合いません。

パズルやハイレベルの問題集は、日によって差し込みます。

お子さまに合わせて、ドリルの問題を片面ずつにコピーしたり、冊子タイプの問題集を1ページのみに加工してください。

パターン①

くもんドリル計算 くもんドリル漢字 ちのうあそび1ページ 最高クラス国語1問

よしみ

ハイレベルな問題の日は枚数を少なくしてね

パターン②

くもんドリル計算(片面) くもんドリル図形(片面) くもんドリル漢字(片面) くもんドリル読解(片面)ちのうあそび1ページ

よしみ

片面ずつなら、飽きずにたくさんの種類をできそうですね

親がまる付けをして、親自身が達成感を得る

親のほうも、毎日大変です。お子さまの頑張る姿をみて感動したり、成績があがったら喜んだりと、親にもご褒美がほしいです。

その日のうちにまる付け、直しまでやる

くもんドリルの学習を定着するには、できない問題をできるようにするのが大事なので、できなかった問題や間違えた問題はその日のうちに解きなおしまでやります。

くもんのドリルは、似たような問題を繰り返して練習できるので、後日、同じ問題を解きなおす必要はないです。

まる付けと、解きなおしのチェック、分からないかった部分のフォローは親がやるといいでしょう。

お子さまだけに任せると、できない問題を見過ごしてしまうかもしれないからです。

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学習が終わったらすぐに親がまるを付け、「よくできたね」「ここは惜しかったね」と声をかけることで、お子さまは「自分の努力が認められている」と達成感を得ることができます。

間違えた問題に×をつけると嫌がるお子さまには、代わりに目印をつけるなど、ふてくされずに継続できる方法がいいです。

この「見守られてる感」があるからこそ、お子さまは次の日もあまり嫌がらずに学習に向かおうという気持ちになります。

親のやる気を保つために

毎日、家事の合間にまる付けをすると、なかなか休めず疲れが溜まるでしょう。

そんな時は、今日一日お子さまが学習したプリントを、捨てる前に眺めてこう思ってください。

・今日もうちの子はこれだけの学習を消化できた

・まる付けも頑張ったし、私もよく頑張ったな~

そうすれば、満足してよい睡眠がとれます。

塾の公開テストを受けて偏差値を確認する

学習を継続するうえで、目的意識やお子さまの成長の実感があると大きなモチベーションにつながりますね。

残念ながら小学校のテストだけでは、先取りの成果を確認できずつまらないと思います。

そのため、定期的に中学受験塾の公開テストを受け、現在の実力や偏差値を把握すると、親子で成果が分かり非常に効果的です。

なるべく塾に通っているお子さまも参加するテストを探して受験しましょう。

SAPIXの入室テストなど、有料のテストもあります。

SAPIXの内部生の組分けテストの月に受けると、SAPIXの内部生と同じテストで学力が分かるのでお得。

SAPIXの組分けテスト月は、よい成績を取れるとメダルがもらえます。受験後は、入塾を断っても大丈夫なので、安心してください。

うちの子

外部生でもメダルをもらえたよ。銅だけど…

公開テストでは、家庭学習の成果がどこまで通用するかが明確に分かり、学習の方向性を見直す良い機会にもなります。

なるべく上位の成績で新4年生をスタートするため、3年生までに偏差値や順位を上げていく目標を立て、たまにテストを受けるのはおすすめです。

まとめ


小学校の勉強だけで中学受験塾の新4年生をスタートすると、大抵の子はついて行けず、未消化のままどんどん進んでしまいます。

書店でも入手しやすく安価なくもんドリルをやれば、回避できる可能性が上がるので、すぐにはじめてください。

またくもんドリルなら、中学受験をしない選択をするお子さまにも、数学につながる学習となり無駄にはなりません。

低学年で親子とも時間に余裕があるうちに、学力を積み上げておきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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