【宿題スキャナー|無料で活用】予習シリーズをGnoble化する方法

宿題スキャナーの有効活用

「宿題スキャナー」はテストの問題をスキャンすると、書いた答えを消したり、やり直したい問題のみを抽出できるアプリです。

中学受験の親

ふん!予習シリーズは、ノートに解くから関係ないでしょ…

などど、あきらめないでください。

「宿題スキャナー」はスキャン専用機を使わなくても、テキストを裁断しなくても、手軽にテキストの問題を1問ずつ分けて保存ができる機能があり、予習シリーズのためのアプリなのです。

うちには、中学受験塾で算数講師のアルバイトをする東大生の子供がいます。

その塾で配られるB4サイズのテキストは、問題の下に広い余白があるため答えを書き込めるし、裏は全く同じ印刷なので、コピーやスキャンをすれば復習もはかどるのに、

予習シリーズは分かりやすいと定評ですが、ノートに問題を解かなくてはいけません。

中学受験のこども

Gnobleのテキストは、そのまま答えを書き込めて羨ましいなあ・・

もう、お子さまにそんな寂しい思いをさせるのはやめましょう。宿題スキャナーを使えば、GNOラーニングのような書き込み式の問題集を作れるのです。

中学受験の学習では、できなかった問題をできるように繰り返すと成績が上がるので、解きやすい解答用紙がお子さまを助けます。

宿題スキャナーで書き込める問題集を作る方法と、アプリを無料で利用できる理由をご案内をしますのでぜひ最後まで読んでください。

目次

宿題スキャナーで問題を1問ずつ保存し、印刷をして利用する手順

予習シリーズの問題をスキャンして保存するまで

間違えた問題のみを後からスキャンしたいですが、この先どのくらい間違えるか分からないので、初めから全ての問題をスキャンし保存をしておきます。

STEP
テキストから1ページずつスマホのカメラで撮影スキャンする
  • マークからスキャンできます
  • 1枚と連続がありますが、連続は自動でシャッターを切られてしまうので、1枚ずつがおすすめ
  • 歪みや裏移りを補正してくれますが、カラーはモノクロになってしまいます
  • 問題の文字や図形の一部が消えてしまうこともあるので、必ずスキャン結果をチェックし、消えてるところがあれば撮りなおします
スキャンのとりこみ
STEP
スキャンしたページを確認する
  • スキャンしたページは「私のファイル」に保存されるので編集するとき選ぶ
  • 開いたら「問題を抽出する」をタップ
  • 「切り抜き」でトリミングをしても1問だけの抽出ができますが、紙の中央に問題が配置されてしまうのでここでは選びません
宿題スキャナーのファイルを開く
STEP
大問ごとに問題を抽出する
  • 「問題を抽出する」をタップすると、四角い枠が登場するので問題の位置に移動する
  • 角を触ってドラッグすると枠のサイズを変更できるので大問ごとに囲む
  • 「+追加」で枠を増やせます
  • 全ての問題を選んだら、保存をタップします
問題を抽出する
STEP
抽出した問題を確認する
  • 問題を抽出するの画面で「保存」をタップすると、「抽出問題」の枠で囲まれる
  • この段階でエクスポートをしても、大問ごとに分かれず元の1ページのままなので、「保存」をタップ
  • 画面を戻して「問題集」を見ると、抽出した問題のリストがあるので「新しいテストを作成」をタップ
抽出した問題を確認する
STEP
1枚につき大問1題を掲載した問題シートを作る
  • 問題集の画面で「新しいテストを作成」をタップすると、新しいテストを作成の画面になり、問題の左に選択をする〇が出ます
  • 選んだ問題は同じシートに印刷をされますが、ここでは1枚に1問のみを掲載したいので、1問だけを選択します
  • 問題を印刷(1)をタップすると1問のみが掲載された問題集が出来上がります
  • 子さまが書き込めるフリースペースがあって嬉しいですね
練習問題を作る
STEP
エクスポートをしてクラウドを使いPCに問題を保存する
  • 「印刷」からこの問題をプリントできます
  • 「保存」を選ぶとアプリ内の「私のファイル」に保存できます
  • 今回はクラウドやPCに保存をしていきたいのでエクスポートを選択
  • 「PDFファイル」「JPGファイル」の好きなほうでエクスポートができるので、日頃から使用しているクラウドでエクスポート(グーグルドライブなど)
  • 編集がしやすくなるので、個人的には「PDFファイルでエクスポート」が都合よいと感じています
  • ファイル名は日付になっているので、保存先で「予シリ4上8基本2」などと、どの問題なのか分かる名前に変更するのがおすすめ
エクスポートしてクラウドに保存

印刷をしてお子さまの負担を減らす学習方法

ステップ6の続きからになります。保存ができたら、印刷をする準備をします。

STEP
【重要】ヘッダーや印刷面に問題の種類を書いておくことが必須
  • 紙に印刷した時にその1枚だけを見ても、どの問題なのかを分かるようにしておく必要がある
  • 予習シリーズの場合は「問題集の種類」「回数」「問題の種類と番号」の3つが書かれていないと学習に支障が出ます
  • PDFの編集が可能な場合は、ヘッダーの編集をして、問題の種類を記入します
  • PDF編集から上部の「Homework Scanner」の文字も消すこともできます
  • 最近のAdobe Acrobatは、無料プランだとヘッダーの編集ができません。Adobe Acrobatの無料プランを使っている方はSTEP9に進んでください
PDFのヘッダーに必要な情報を書いておく
STEP
PDFの編集ができる場合はファイルを統合して回数ごとにまとめておくと、印刷が便利

こちらはPDF有料プランのみの機能ですが、サムネールを使用すればドラッグをしてファイルを結合できます。

カリキュラムの回ごとに1つのファイルにまとめておくと印刷するときに便利です

STEP
PDFの無料プランでヘッダーの追加をできない場合はテキストで書き込める

PDFの編集でヘッダーに追加が出来なくてもあきらめないでください

Adobe Acrobatの無料版でも文字の書き込みと保存は可能です

①すべてのツールから、「コメントを追加」を選択

②「フォームフィールドに入力」のアイコンを選択

③「テキストを入力」を選択

④マウスのポインターが「 IAb」に変わるので好きなところに移動するとテキストボックスができる

⑤問題の種類名を入力したら、Aボタンで好きな大きさに調整する

⑥ファイルを保存する

PDFにコメントを追加する
STEP
1回分ずつクリアファイルに入れて準備をしておく

GNOラーニングのような1枚に1問ずつの問題集ができたら、次はプリント整理の悩みがでてきます。

印刷をしたら、週のカリキュラムの1回分ずつクリアファイルに入れて保管がおすすめです。

クリアファイルは、A4サイズで袋状のポケットが10~40枚ついているファイルで、クリアブックやクリヤーファイルなど商品によって名称が異なります。

1枚のポケットには10~20枚ほどのコピー用紙が入ります。

STEP
レタートレーとクリアファイルを使って、学習環境を整える

1問ずつのプリントを作ったので、さらに便利な文具を使用して、まる付けや繰り返しの管理がラクになる方法をご案内します。

これを使えば、一日分の学習の進捗が親子で分かりやすくなり、できない問題の管理が漏れなくできるようになります。

【宿題スキャナー】1問ずつ抽出する目的のみでのメリットとデメリット

答えを消せる機能は考慮せず、1問ずつ抽出をして保存する場合に限り、

スキャナー専用機や無料スキャンアプリとの比較をします。

メリット

①スキャナーをもっていなくてもスマホのみでいつでも手軽に使用できる
  • ドキュメントスキャナーやスキャン付きの複合機を持っていなくても、スキャン作業ができます
  • スマホでサッと使えるので、少ない枚数を撮ってすぐに印刷したいときにはスキャナーより便利
②スキャンをするためにテキストを裁断しなくてよい

スキャン専用機は、テキストを裁断してから使うものが多いですが、見開きのままスキャンができます

③本を開いてスキャンしたときの歪みをかなり補正してくれる

無料のスキャンアプリと比べると、歪みの補正機能が優れています

このページで紹介している操作については無料でも利用できる
  • 利用開始時にクレジットカードを入力しますが、7日間の無料お試し期間中に解約をすると、請求が発生しません。
  • 8日目からは無料での利用となりますが、このページで紹介している操作には無料でも制限がかかりません
  • STEP2の画面でのエクスポートのみ不可となりますが、STEP5・6の画面での練習問題をエクスポートしてPDFに保存する操作はできます。

デメリット

①カラーでスキャンされない

小学生が分かりやすく勉強できるように、中学受験のテキストはカラー印刷をされています。

それが、スキャンをするとモノクロになってしまうので、お子さまのやる気が下がります。

②文字や図形の一部がスキャンされないことがある

汚れや裏移りを自動で消してくれるのはありがたいですが、問題の番号など必要な情報まで消えてしまうことがあります。

スキャンをしたら、すぐに確認をし、欠けている部分があれば撮りなおしをしましょう。

③歪みを補正しきれない部分がある

家庭内の使用には十分な補正をしてくれますが、裁断をしてスキャナーを使った場合と比べると、歪みは残ります。

④撮影のタイミングが自動なので、好きなタイミングで撮れない

「連続」モードでスキャンをすると、こちらの準備が整っていないのに、アプリのタイミングでシャッターを切られてしまいます。自分のタイミングで撮れないのは残念です。

⑤ファイルの削除の操作が面倒

余計なスキャンをしてしまい、私のファイルから削除をしたいときに、フリックや長押しでは操作ができず、ファイルを開かないと削除ができません。数が多いと時間がかかって大変です。

まとめ


宿題スキャナーを使っているけど、保存機能をまだ使っていない方は、解きなおしシート作りでの利用もおすすめします。

宿題スキャナーのアプリを未使用の場合は、無料のダウンロードで7日間お試しができます。7日間の無料お試し期間中に解約をすると、請求が発生しません。

8日目からは無料での利用となりますが、このページで紹介している操作には制限がかからず無料で続けられます

STEP2の画面でのエクスポートは不可となりますが、STEP5・6の画面での練習問題をエクスポートしてPDFに保存する操作は可能!

うまく活用して、親子で楽しく学習してください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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