【予習シリーズ算数 4年】問題数と算数が苦手なお子さまの取捨選択

四谷大塚の予習シリーズは、難易度が高いので算数が苦手なお子さまには1週間以内に1回分をすべて解くのは困難です。

中学受験の親

予習シリーズだけでも、多すぎてうちの子にはやり切れないなぁ…

しかし、塾の宿題に出てるし…どの問題を省けばいいのか選べないし…演習問題集もやりたいし…などの理由から取捨選択が簡単ではありません。
やることを省いたら、組み分けテストはどのくらい得点できるのか?も気になります。

そこで、予習シリーズの問題数を数えて、問題の多さを実感し、思い切ってやることを省くゆとりの気持ちを手に入れましょう。

組み分けテストについても、傾向と対策を調べてみました。

この記事を書いた人

ヨシミ

地頭が悪かった子供に市販の国語ドリルを強制し、予習シリーズが自習できるようになった結果

6年の志望校特訓と直前講習のみで難関中学に合格し、塾なしで東京大学に現役合格。

親の考え方や習慣により、子供の地頭を大きく伸ばせると考えるので

多くの塾代をかけられなくても、お子さまに理想の教育を授けたい方を応援したい。

目次

【予習シリーズ算数】4年の問題数と取捨選択

受験までの日数は限られるので、お子さまの負担を減らして成績を上げるために大事なことがあります。

私も、子供が4年生のうちから気づきたかったです。

できるまで繰り返せない問題は、初めからやらないでください

【予習シリーズ算数4年】取捨選択の基準とステップ

STEP
例題は必ず習得する ◎

4年生の学習範囲は、中学受験の基礎になるので全範囲の例題をやります。できるまで何度も反復をしましょう。

STEP
類題は例題より反復の優先度が低い ○

例題を理解した後は、類題もやりたくなるのでやります。

しかし、振り返って復習をしたり、徹底的に反復をするのは例題のほうなので、例題より優先度が下がります。

算数がとても苦手で、時間が足りない場合は、例題を優先して類題を省きましょう。例題のほうが解説が分かりやすいからです。

例題だけでも173問※もあるんです。算数が苦手なお子さまは、計算問題集についても直しを含めて30分くらいかかるので、類題を省いて負担を減らします。

※例題の問題数 4年上74 4年下68 夏期講習必修編31

STEP
基本問題は必ずやる ◎

4年生の基本問題は、全範囲が必修です。ここまでの範囲を反復して、スラスラとできるようにします。解法を暗記して道具として使えるようにするイメージです。答えの暗記にならないように注意をしてください。

演習問題集のトレーニングも気になるかもしれませんが、トレーニングをやる元気があるなら、練習問題に進みましょう。

STEP
練習問題 △

基本問題が完全に理解できてからやります。

初めは解けなくても、解説を理解できて、なん度も繰り返しているうちにできるようになるならレベルが合っています。うちの子も、そのタイプでした。

STEP
総合回 ×

組み分けテストの前の週は総合回になります。

出題の範囲が融合されているので、テスト対策にピッタリではありますが、前の回までにやり残している問題がある場合は、前の回までの復習が優先なので、総合回はスキップ。

新しい問題をやるよりも、手を広げずに同じ問題をやりなすほうが負担が少ないからです。同じ問題をやり直しても、お子さまはきっと間違えます。

STEP
演習問題集 ×

算数が苦手なお子さまは、やらないほうがいいです。

少しでも多くの問題に触れたほうがいいと思ってしまいますが、そうではありません。なんとなくやったことがある問題ではなく、自信をもって解ける問題を増やすことが大事。

予習シリーズだけでも854問※あり、できない問題の反復を含めると年間で累計2000問以上を解くことになります。

※4年生の合計問題数 予シリ4年上352 予シリ4年下367 夏期講習必修編135

問題数を数えてみると、演習問題集は安心しておさらばできますね。

気になる方のみ見てください 体験談

うちの子はというと、Sコースの成績をキープしたかったので、無理して演習問題集の実戦演習レベルまでやらせていました。どうにか、できた理由は3つあると思います。

  • 半年くらい先取り学習をしていたので、スケジュールに追われなかった
  • 塾に通っていなかったので、問題を解ける時間が多かった
  • 今よりスローペースなカリキュラムだった

【予習シリーズ算数4年上】の問題数

表中の記号について
  • ◎○△×は、優先度です
例題類題基本問題練習問題回合計
1回554519
2回555520
3回554519
4回444517
5回8614
6回444517
7回554519
8回554519
9回444517
10回13619
11回444517
12回554519
13回554519
14回444517
15回8513
16回664521
17回554519
18回444517
19回444517
20回7613
総合計7474101103352
予習シリーズ算数 4年上 問題数

【予習シリーズ算数4年下】の問題数

表中の記号について
  • ◎○△×は、優先度です
例題類題基本問題練習問題回合計
1回554519
2回664521
3回554519
4回444517
5回22527
6回444517
7回554519
8回554519
9回554519
10回20626
11回334515
12回554519
13回554519
14回554519
15回22628
16回334515
17回334414
18回554519
1911516
総合計686813596367
予習シリーズ算数 4年下 問題数

夏期講習の必修編について

4年上と4年下の間に、夏期講習必修編をやる必要があります。問題数が気になる方は、見てください。

塾の夏期講習に参加するか、家で学習をするか迷っている方に、適性をチェックできるページを作りました。

【予習シリーズ算数4年】基本問題までの学習で組み分けテストを受けると

このページでは、算数が苦手なお子さまに例題と基本問題を優先するように勧めています。

その場合に気になるのは、組み分けテストでどのくらいの得点ができるかですが、100点を超えるくらいは取れると考えています。

4年生の組み分けテストについて。満点は200点で、配点は1問あたり8-10点。分野別に3部構成です。

週報が手元にないため、間違っている部分があれば、修正して解読をお願します。

  • ①計算問題 10点
  • ②一行問題 10点
  • ③文章題 (小問8点が2-3問ずつ)

4年生の配点は、①と②のみで、110点から120点あります。しかし、①と②が簡単というわけではなく、2問か3問は難問です。

きれいに難易度の順番に並んでいるわけではないので、単純ではありませんが、正答率一覧表のグラフのシルエットはだいたいこうです。

正答率50%以上を正解する対策

①は点数を取りやすいので優先的に取り組む。

②については、できる問題を解く。途中に難問もあるので注意。

③については初めのほうは基本問題レベルなので解く。

④~⑥は、⑴だけでもできたらラッキー

⑦は難問の確立が高いかもしれない

ケアレスミスも発生しますが、正答率50%以上の問題に挑戦し、正解をかき集めると100点を超えるくらいを目標にできるはずです。

まとめ

類題よりも、例題を優先して反復します。

基本問題は、解法を暗記してスラスラとできるようにしましょう。余裕のあるお子さまは、練習問題についても同様に解法を暗記します。

予習シリーズ4年の算数は必修の範囲だけで854問※にもなります。他に、国語・理科・社会もあるのに算数だけですごい量ですね。

※4年生の合計問題数 予シリ4年上352 予シリ4年下367 夏期講習必修編135

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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